[ニューヨーク 30日 ロイター] - 30日の原油先物相場は大幅高。一部産油国が減産を表明したことなどが材料視された。ノルウェー石油・エネルギー省は29日、今年6月から12月まで原油生産量を削減すると発表した。原油価格を下支えするためノルウェーが他の主要産油国とともに減産を行うのは18年ぶり。

北海ブレント原油先物は、この日期日を迎える6月限<LCOc1>の清算値が2.73ドル(12%)高の25.27ドルと4月20日以来の高値。より取引が活発な7月物<LCOc2>は約9%高の26.48ドル。

米国原油の指標であるWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)原油先物は6月限<CLc1>が3.78ドル(25%)高の18.84ドルと4月16日以来の高値。

月間では北海ブレント原油先物が約11%高。1ー3月期は65%超値下がりしていた。WTI先物は月間で8%安。下落は4カ月連続。年初来では70%超下落した。