[30日 ロイター] - 台湾の調査会社トレンドフォースによると、4─6月期の世界のスマートフォン出荷台数は前年同期比16.5%減の2億8700万台となる見通し。サプライチェーンは回復しているものの、新型コロナウイルスの感染拡大が需要を急減させるためという。

韓国のサムスン電子<005930.KS>と米アップル<AAPL.O>はそれぞれ1位、3位を維持する見込みだが、市場シェアは中国の競合他社に奪われると予想。アップルのシェアは1─3月期の13.5%から12.6%に低下、サムスンのシェアは3%ポイント縮小して20.3%になるとみている。代わって中国の小米科技(シャオミ)<1810.HK>やOPPO(オッポ)がシェアを拡大する見通しという。

1─3月期の出荷台数は10%減少した。

年間の生産台数は12億4000万台で、2019年の13億5000万台から11.3%減少するとしている。