[ワシントン 29日 ロイター] - 米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は29日、米経済の急回復が見込まれる中、「現金」による景気対策からより長期的な経済下支え策にシフトする時期が来ているとの認識を示した。

カドロー氏はFOXビジネス・ネットワークで新型コロナウイルス対応の追加景気対策が必要か問われ「流動性・現金の段階は終わりつつある」と指摘。

「今後は景気の急回復を促すインセンティブ型のアプローチが好ましいと考える」と述べ、トランプ政権が実施の可能性を検討する給与税の免税や中小企業への規制緩和、インフラ投資、業務を再開する企業を損害賠償請求から守る措置などに言及した。