認知症に当事者視点で取り組む、和歌山県御坊市「画期的な条例」の中身 - 医療・介護 大転換
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全国の各自治体で認知症の人に関する条例が増えている。ただ、自治体や事業者の責務に関する条文が多い中、和歌山県御坊市の条例では、「認知症の本人」が自らの希望の声を発信する、という役割について明記されている点が他と違うとのこと。その背景には、条例策定のプロセスで認知症のご本人、(文面からはおそらく90代前後のご本人?)が参加しているということがある様子。
本人の声を反映するということ、参加による条例こそ本当の意味でオレンジプランからの認知症施策推進大綱、日本認知症本人ワーキンググループの目指したところ。
本人の参画がいかに高いハードルかあまり知られていないかもしれませんが、実は能力などではなく、心のバリア、偏見こそが1番のハードルだと思います。御坊市のような在り方が広がって欲しいものです。本人たちは優しさを求めているのではなく、限られるかもしれないが、持っている能力を活かしたい、その機会と支援を求めている。それは人として、生活を営む社会人として当然の意思だ。
しかし、行政や周りは認知症だからといって優しさを押し付けその本人の意思を殺している。偽善行為と言わざるを得ない。その偽善行為が認知症を進行させていることに気づかない。
本人の意思を尊重し、残りの能力を活かし、仕事や活動から得られるやりがいや情動が認知症の進行を遅らせることがわからないものか。制度や条例等はターゲット(今回の場合は認知症を抱える人)が弱い立場だとして守ることを念頭において作られることが少なくない印象。
そんな中、終始当事者の目線で話がすすめられることはとても良いことですね!!
※本来はそうあるべきですが…。
おそらくここの地域の人は当事者も周りの人達も誰もが気負うことなく日々を過ごせているんだろうな。
これこそ地域包括なのかもしれません。