シンガポールで感染爆発、「移民立国」の光と影
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「爆発を待つ時限爆弾のようなものだった」（トミー・コー）というように、シンガポールでの感染爆発は独特の社会構造を反映したものだった。世界の模範のようにみられていた当初のシンガポールのクラスター対策やアプリ活用による感染拡大防止は、足元の移民労働者の劣悪なドミトリーの「３密」空間を制御できなかった。
シンガポールでの感染の8割以上が移民労働者とされる。ところがシンガポール国内の「みんなで乗り越えよう」といったキャンペーンに登場するのは中流以上のシンガポール人ばかりだ。移民労働者への共感はおそらくかなり低い。移民労働者ドミトリーの衛生対策も後手に回っている。これは本当にそうで、「外国人労働者の待遇改善を」と言うのは簡単だけれど、実際に経済的にも、そして政治的にもどこまでできるかですね。
今回シンガポールにいて、こうしたいわゆるブルーカラー外国人労働者と環境はだいぶ違いますが、ホワイトカラー外国人もやはり国民と明確に区別をされていることを痛感します。海外転勤で来ている外国人として、政治的な国民心情等も考えれば様々な経済支援策をもらえないのは当然かなと思う反面、罰則も外国人に対してはめちゃくちゃ厳しく「知らなかった」では済まされないので本当にこの国にいさせてもらっているからには情報を張り巡らして政府の言うことを聞かなくてはという感じです。シンガポール、感染が急拡大していますがいまだに死者は14人というのが驚異的な数字。
ただ5月末までロックダウンになってしまったので、経済的な打撃は非常に大きくなってきています。
2020年4月28日(火)朝:
ベトナムの感染者公表値は270人(昨日朝から＋0人)、死者0人、回復222人(昨日朝から-3人)です。
再発例が3人出たため、回復した数が3人減少。新しい市中感染者は12日間出ていません。
https://e.vnexpress.net/news/news/vietnam-enters-fourth-day-without-new-covid-19-patient-4091054.html
4月28日7時の東南アジアの感染者数(死者)
シンガポール 14423（14）
インドネシア 9096（765）
フィリピン 7777（511）
マレーシア 5820（99）
タイ 2931（52）
ベトナム 270（0）
ミャンマー 146（5）
ブルネイ 138（1）
カンボジア 122（0）
ラオス 19（0）
https://tuoitre.vn/dich-covid-19-chieu-27-4-toan-cau-vuot-moc-3-trieu-ca-nhiem-viet-nam-khong-co-ca-moi-20200427135917444.htm
