【明石ガクト】これから動画に起きる「11の変化」
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昨日配信し、多くの読者にお読みいただきました「withコロナ時代のマーケティング『4つの鉄則』」https://newspicks.com/news/4851098/body/?ref=seriesに引き続き、明石ガクトさんにクリエイティブの”ニューノーマル”について論じていただきました。
コロナ後は、リモートでクリエイティブのディレクションをするスキルが必要になる、ナラティブとインタラクティブのクリエイティブの作り分けを習得することが大事、バズるよりエンゲージメント、オーソリティとフレンドリーのベストバランスを模索するなど……個人的にも学びが大きく、思考が整理されました。ありがとうございました!今後の動画制作において金言です。
以下サマリー。
①スタジオ撮影 → 自宅撮影
スタジオは典型的な3密。個人が家で撮影するのが“ニューノーマル”になる。
②制作会社 → 個人クリエイター
今後中心になるのは個人クリエイター。それをサポートしてくれるマネージャーや、クリエイターを売り出すプロデューサーの役割が重要。
③ブランディング → SP
ブランディングは余裕があるときにやる施策。今は「売り上げ」に必死にならざるを得ない。必然的にSP(セールスプロモーション)に広告はシフトしていく。
④広告 → コンテンツ
動画視聴時間が長くなっている。広告がいつもより、うざく感じてしまう。視聴者の感情に寄り添ったコンテンツが必要。
⑤スマホ画面 → テレビ画面
在宅時間が増えると、スマホ画面より大型画面の重要度が上がる。YouTubeをテレビで見る人も増加傾向。
⑥ナラティブ → インタラクティブ
一方通行でナラティブを押し付けるのではなく、インタラクティブに一緒に物語を作る。コンテンツをハブにしてコミュニティを作らないと見てもらえない。
⑦バズ → エンゲージメント
バズらせることよりも、特定のターゲットの記憶に深く残るものを作ることの方が大事。「このコンテンツを見たら、こういう気分になれる」。そんな期待値を常に満たしてくれるコンテンツを高頻度で出せると、信頼となりエンゲージメントにつながる。
⑧消費的 → 生産的
消費欲を煽るよりも、「これであなたはもっとプロダクティブな人間になれる」といったメッセージの方が刺さる。
⑨中央集権型 → 分散型
ここから分散型へのシフトが一気に加速していく。日本の企業文化におけるかつてない変化で、中央集権型メディアを中心にした慣習が見直されていく。
⑩オーソリティー → フレンドリー
オーソリティ的に上から言われ続けるのは疲れてしまう。在宅勤務で社会のストレスが増している以上、フレンドリーなコンテンツがこれまで以上に求められるはずだ。
⑪クオリティー → クオンティティー
フレンドリーでインタラクティブなコンテンツを、エンゲージメントをつくれるように出していくが必要。
結果、コミュニティができて強いメディアを持てるようになる。今後は、何においても質よりも量が圧倒的に重要になってくる。公開初日に2,000Picksを超えた前編に続いて後編公開。拙著『動画2.0』をwithコロナ時代にアップデートした、いわば『動画2.5』として書き上げました。感想、Twitterで投稿いただけたら嬉しいです。