豪海軍も南シナ海にフリゲート艦派遣、米艦艇とともに中国けん制

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注目のコメント

• 今泉 大輔

  インフラコモンズ 代表

  ・2020年04月24日

  以下はFacebook 個人ページ投稿に書いたもの。
  
  
  南シナ海で軍事的緊張が高まっている。米国政府が新型コロナウィルスの起源が武漢ウィルス研究所だと主張して、米中政府の反目が高まる中、南シナ海では次のことが起こってる。（China, US, sea, defenceでたまたまTwitter検索をしたところシンガポール紙Strait Timesなどの関連報道が出てきた）
  
  ・南シナ海のマレーシアとベトナムが領有権を主張する海域で、マレーシア大手石油会社ペトロナスが油田探査を開始。
  ・同じ海域で先ごろ中国海軍の艦船に守られる形で中国の石油会社が油田探査を開始。
  ・米海軍21日発表によると、米インド太平洋軍は21日、南シナ海に強襲揚陸艦「アメリカ」と巡洋艦「バンカーヒル」の２隻を展開。駆逐艦「バリー」も加わった。
  ・これに22日、オーストラリア海軍フリゲート艦「ＨＭＡＳパラマッタ」が演習の名目で加わった。
  ・コロナを早期に沈静化させた中国は、他国がコロナ対応で混乱する中、この海域での軍事プレゼンスの向上を図っているとの報道もある。
  
  日本の空域でよく起こっているように、中国軍艦船が米豪軍艦船を挑発することがあれば、かなりまずい。
  
  なお、この海域では平時インド海軍が展開しており、同国が国全体で封鎖される中、インド海軍の警戒行動が弱体化する可能性を突いて、中国海軍がプレゼンスを見せつける流れになっていた模様。そこに米海軍が牽制をかけ、オーストラリア海軍も加わった。
  
  追記。
  
  米豪軍艦船の展開の詳報がこの記事にある。インド太平洋を守る米第7艦隊は、米海軍最大の部隊だそうで、日本を含む35の同盟国、友好国と連携するとある。
  中国海軍対35カ国の海軍という図式。
  https://www.defencetalk.com/us-navy-royal-australian-navy-team-up-in-the-south-china-sea-75242/