リチウムシリコンバッテリーの登場で、EVは大きく進化する? いまも続く技術革新の行方
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注目のコメント
改めて書いておくと、現行のリチウムイオン電池(LiB)にはシリコン入ってます。テスラ(パナソニック)もそうですね。従来はカーボンだった負(マイナス)極側にSiOとして。
>グラファイトで構成される負極全体に、少量の酸化シリコン、つまり砂を振りかけることだ。テスラのバッテリーでは現在、この方法が採用されている。
一方でSila Nanotechnologiesは、LiBの負極材料の1つとしてグラフェンコーティングしたシリコンのナノ粒子だけを販売するビジネスを展開してます。記事中は他の素材メーカーも挙がっていて興味深いです。
ポイントは素材売りで本当にSilaのビジネスが可能かどうか?
「混ぜ方」を頓着しなくても良いような素材は、一般的には有り得ません。
二次電池を作ることは、粉末を扱うことと言えるので、性能の良い”粉”が出来ました!だけだと、その後が続きません。普通は「サンプル頂戴」と言われて、性能データを二次電池メーカー自身が取り直すはずです。
このLiBメーカーの開発プロセスを省略するようなサービスを提供するところが、シリコン素材メーカーが注力すべきところだと思います。
追記:インタビュー取ってましたね。バッテリーはムーアの法則のようなものは無く、組み合わせ最適の可変要素が多い点について言及してます。
>ジョージア工科大学で材料科学を研究しているマシュー・マクダウェルは、「バッテリーの開発ペースはコンピューターのようなほかの技術分野ほど速くありません」と指摘する。
>その理由についてマクダウェルは、バッテリーの負極のグラファイトをシリコンに置き換えることに伴う変数の複雑な相互作用に対処しなければならないからだと言う。