[ストックホルム 21日 ロイター] - スウェーデン保健当局は21日、首都ストックホルムで新型コロナウイルスの感染拡大はピークを過ぎたとの見方を示した。ただ感染拡大抑制策の緩和は時期尚早とした。

スウェーデンの新型ウイルス感染者数は累計で1万5300人、感染による死者数は1765人。感染者数の約半分が首都ストックホルムでの感染となっているほか、死者数の割合もストックホルムが高い。

保健当局は、ストックホルムの感染拡大は4月15日にピークを付けた可能性があると指摘。ただ減少に向かっているかはまだ裏付けられていないとした。

病院などから集計されたデータに基づくモデルによると、ストックホルムでは人口約100万人のうち約3分の1が5月1日までに新型ウイルスに感染することが示されている。ただ保健当局者は「3分の2がまだ感染する恐れがあることを忘れてはならない」とした。