[東京 21日 ロイター] - 梶山弘志経済産業相は21日の閣議後会見で、原油価格の下落について「高い関心をもって原油市場動向を注視し、日本の経済、金融市場に及ぼす影響についてもしっかりと見極めていきたい」と述べた。20日のニューヨーク原油先物相場は急落し、マイナス圏に入った。

新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が出されてから21日で2週間を迎えた。梶山経産相は、今必要な対策は補正予算に入っているものの「いろいろな可能性があるが、長期戦を視野に入れたうえで考えていかなければならない」と指摘。長引くことでどのような影響が出てくるかを考えながら「必要なものは措置をしていく。検討したうえで対応していく」と述べた。

(清水律子)