孫正義､｢1兆3500億円赤字｣に立ち込める暗雲
東洋経済オンライン
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ソフトバンクグループは、もはや純粋な「投資ファンド」になっているので、単年度の損益に一喜一憂するようなビジネスモデルではありません。
エリオットと組んで非上場化するのでは？という憶測が以前報じられましたよね。
それを聞いたときは一瞬「いまのSBGを誰がMBOするの！？」と思いましたが、よくよく考えたらSBGこそMBOによる非上場化は大アリかもしれません。
上場企業であることをギブアップすれば、孫さんにとって鬱陶しいマーケットからやいのやいのと言われなくて済みます。落ち着いて投資先のバリューアップに励めるでしょう。
そして、SBGの投資先を少しずつ売却していけばMBOファンド（エリオット？）も資金を回収できます。
このスキームの最大の課題はファンドがすべての投資先の売却を終えて店仕舞したとき、孫さんが「次に何をやるか？」といった点でしょうか。SBのMBOは過去にも何度も報じられており、今は過去に比べてもそのメリットは大きいように感じます。
この発表で株価上がってますし、Weも含めてここ1年ほどでも、言うほど株価は下がってませんが。
そもそも、SBは有する資産に対して、常にディスカウントで株価をつけ続けてきました。
その主張が市場で評価されることは今後もないであろうと、私も思いますが、今さら暗雲も何も、そういう会社だと思います。
市場関係者はいつものように冷静。株価が下がっていないのがその証拠です。
