[ロンドン 16日 ロイター] - 格付会社S&Pグローバルは16日、2020年の世界成長率見通しをマイナス2.4%に下方修正した。世界的に実施されている新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置の影響を考慮した。

また、同年の米成長率はマイナス5.2%、ユーロ圏はマイナス7.3%と予想した。

S&Pグローバルのエコノミストは「新型コロナ感染拡大防止に向けた措置による経済的影響に関する一連のデータは悪化している」と指摘した。

21年の成長率は5.9%に回復すると予想した。

国際通貨基金(IMF)は今週、20年の世界の成長率が3.0%落ち込むとの見通しを示しており、S&Pの見通し引き下げによって、ソブリン格付けや社債格付け引き下げを巡る懸念が高まる可能性がある。

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