[ロンドン 16日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)の四半期信用状況調査によると、同国の銀行は第2・四半期に企業向けの融資を増やす一方、住宅ローンや消費者ローンは抑制する見通しだ。

調査は3月2-20日に実施。新型コロナウイルス流行の影響が広がる中、銀行の間で先行きに対する懸念が強まっていることも明らかになった。

中銀は「第1・四半期の企業向け融資全体の枠は、すべての事業規模で変化がなかったが、第2・四半期はすべての事業規模で増える見通しだ」と表明した。

英政府は新型コロナ対策の一環で、企業を支援するため3300億ポンド規模の政府保証融資制度を導入した。

今回の調査によると、企業の資金需要は調査を開始した2007年(訂正)以降で最高となった。