中国、マスクの品質基準を強化 輸出先からの苦情受け

［上海　１０日　ロイター］ - 中国政府は１０日、マスクや医療用の防護服などの品目について、通関検査の必須対象とし、輸出制限を強化した。

中国から輸入した海外政府や病院から、欠陥を指摘する苦情を受けて規制の導入が進んだ。オランダ当局は３月下旬、中国製の数万枚のマスクを品質基準を満たしていないとしてリコールした。

中国国内では今後、輸出用に医療用防護服などを製造している企業は追加書類を提出し、政府が定めた検査手順を経る必要がある。業界の専門家は、新たな検査によって、こうした製品の出荷に関する承認プロセスは、数日もしくは数週間長くなる可能性があるとみている。

コメント

注目のコメント

• 四方 藤治

  M&Aイノベーション・コンサルティング代表 博士(法学)

  ・2020年04月13日

  ほらね、マスクや医療用防護服には、厳格な品質基準があるべきで、「手作りマスク」や「素人縫製の防護服」などには、危険性が高い。素人が作ったアプリと同じで、セキュリティは万全ではない。
  
  あくまでも、形を真似ただけのマスクや防護服には注意すべきだ。
  
  輸送や配送の荷姿・取扱いにも注意する必要がある。
  
  アマゾンで買ったマスクは中国製で上海から国際郵便で届いた。個装されておらず、50枚全部が簡単なビニール袋にむき出しで入れられていた。郵便用のビニール外袋に入ってはいたが、いかにも素人の出荷。
  当然、ウイルスが付着しているおそれがあり、使わない。
  
  今週から配られる布マスクの配送が専用車でなければ、感染拡大に手を貸しかねない、と思うのだが。