なぜ世界トップエリートは、当日使わないプレゼン資料を全力で作成するのか
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プレゼンは資料の紹介ではない。
しっかり伝えて、理解してもらい、共感してもらうこと。凝ったスライドを何枚も見せても意味がない。
中身がない無駄なスライドを大量に作るのはやめた方がいいが、価値あるスライドを全力で作るのは賛成。
そして何度もランスルーしてブラッシュアップする。そうすれば、すべて頭の中に入る。
本番ではスライドに関係なく、魅力的なプレゼンができますよ。「教える事は教わる事」と言うように、正しく伝える資料を作る事は自分の仕事にプラスになる。一生懸命作れば自分自身と仕事への理解が深まり、その仕事のバリューが上がる。
でも、例え100点満点の資料が作れたとしても伝わらない事がある。
プレゼンはまず、相手に興味を持たせなければならない。そして、相手の耳目をこちらに向かせ集中を持続させなければならない。そのためには相手が知りたい事、興味がある事をプレゼンテーションすることが有効。
こちらに興味を持たせることができれば、目的はほぼ達成。あとで資料を隅々まで読んで理解してくれるし、知りたい事があれば向こうから聞いてくる。
結局はプレゼンターの人間力が大きく影響する。過去何百回とプレゼンを受ける立場でしたが、そのほぼすべてが「資料の朗読」でしかありませんでした。つまり、主役が「人」ではなく「資料」なのです。
本来資料は脇役であり、その役割は、人を補助したり、際立たせることです。
また、営業商談でもそうですが、お客様が本当に欲していること、知りたいことではなく、ベンダーの一方的な押し付けな提案が殆どです。これは事前の調査に時間を割かないからです。我々の業界の言葉で言うなら、「Discoveryが足りない」ということでしょう。
こうなってしまう理由が、「資料を作って満足している」からだと思います。
私はこう聞くようにしています。「そのプレゼン、資料なしでも当然できますよね?」と。できないのだとすれば、資料のブラッシュアップではなく、喋りを磨くことに時間を割くべきです。
資料についても、いきなりスライドから作る人が多いです。単に資料の切り貼りで、何もストーリーのない資料が殆ど。私が師事したマイクロソフトの偉大な先輩方は、「まずストーリーボードを作れ」と口を酸っぱく言っていましたし、それを早期にレビューすることを求められました。