[9日 ロイター] - ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、米ボーイング<BA.N>は人員を約10%削減することを検討している。

希望退職、早期退職、解雇が選択肢となる可能性があり、主に商用機部門が対象になるという。

ボーイングのコメントはとれていない。

新型コロナウイルスの世界的流行を受けてボーイングは複数の工場で生産を停止しており、米サウスカロライナ州にある787型機の生産工場も対象となっている。

カルホーン最高経営責任者(CEO)は前週、従業員向けのメモで早期退職制度を導入すると明らかにし、「航空宇宙産業が危機から回復するには時間がかかるだろう」との見方を示した。[nL4N2BQ3HX]

同社はこれまでに、現金の保有残高維持に向け、重要性が特に高い部門を除き、新規採用と残業手当を凍結している。

*内容を追加しました。