[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した2月の貿易統計によると、輸出は季節調整済みで前月比1.3%増加したが、輸入は同1.6%減少した。最大の貿易相手国である中国向けの輸出は前年比8.9%減少した。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響が出ている。

2月の貿易収支は216億ユーロの黒字。黒字幅は前月の187億ユーロ(上方改定)から拡大した。

ロイターのエコノミスト調査では、輸出が前月比0.9%減、輸入が0.7%減、貿易収支は175億ユーロの黒字と予想されていた。

中国からの輸入は前年比12.0%減だった。

ドイツの製造部門は同国最大の貿易相手である中国の需要とサプライチェーン双方に依存している。エコノミストは新型コロナの影響が2月以降のデータに表れ、ドイツ経済を急速に縮小させるとの見通しを示している。

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