[東京 6日 ロイター] - 在日米軍のシュナイダー司令官は6日、関東地域に公衆衛生上の非常事態を宣言した。首都圏におけるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の増加が続いているため、とした。
声明によると、今回の非常事態宣言は関東地域の米陸軍・海軍・空軍・海兵隊に所属するすべての人員・施設が対象となる。
[東京 6日 ロイター] - 在日米軍のシュナイダー司令官は6日、関東地域に公衆衛生上の非常事態を宣言した。首都圏におけるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の増加が続いているため、とした。
声明によると、今回の非常事態宣言は関東地域の米陸軍・海軍・空軍・海兵隊に所属するすべての人員・施設が対象となる。
(c) Thomson Reuters 2024 All rights reserved.
背景には、空母セオドア・ルーズベルトでの感染拡大があるのではないかと思われる。
感染源は3月5日にベトナム・ダナンに寄港した際に、同空母の乗員の一部がダナン市民らと接触したからではないかと言われている。このため、同空母は現在グアムに寄港中で、乗員の検査や感染者の隔離をしている。そのため、一時的ではあるものの、空母一隻の戦力ダウン(これは相当大きい)の状態に陥っており、中国やイランへの抑止力低下が懸念されている。
また、横須賀基地に配備されている空母ロナルド・レーガンでも2名の感染者が見つかっている。
言うまでもなく、空母はクルーズ船以上の3密の状況であり、瞬く間に感染拡大をする恐れがある。
このように、海外展開中の米軍で相次ぎ感染者が見つかっていることと、関東地方での感染者数増大とを鑑みて、米軍全体でいわゆる引き締めを行うのが今回の宣言の目的だと推測できる。
マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか