[フランクフルト 5日 ロイター] - ドイツのショルツ副首相兼財務相は5日、新型コロナウイルス対策としてマスク購入措置を強化すると述べた。ZDFで放映されたテレビ番組で語った。

副首相は「われわれは信じ難い量のマスクを必要としている。マスク調達に全力を尽くす。それが現在の方針だ」と述べた。

マスクについては米国も調達強化の動きに出ており、契約を結んだ他国よりも高い価格を払って買い占める「ワイルド・ウエスト」(無法で粗野な米国開拓時代)戦略を取っているとの不満が噴出している。

ショルツ副首相は、重要な医療機器の生産を欧州に取り戻したいとし、そうなれば一部製品の価格は高くなっても購入はしやすくなると指摘した。

一方、景気刺激のため打ち出した経済救済策の財源が必要として、所得税減税の可能性は否定した。