編集部の「推し本」 今こそ読んでほしい9冊
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注目のコメント
時間は存在しない カルロ・ロヴェッリ
https://www.amazon.co.jp/dp/4140817909/
時間に関する基礎的な物理概念の解説と、一部筆者の持論を含む飛躍、そして美しい喩えの見事な融合。私はこの本で、情報・エントロピー・エネルギーに対する人間のミクロ/マクロの誤謬が少し分かった気がしました。
情動はこうしてつくられる リサ・フェルドマン・バレット https://www.amazon.co.jp/dp/4314011696/
人間には普遍的で根源的な感情があるという20世紀心理学のテーゼを覆す、ある意味当たり前のようでそうでもない話。世の中の識者と呼ばれる人の言説や、近代法を貫く哲学が、いかに神経科学的に間違った根拠の上に成り立っているかがわかる。
不道徳的倫理学講義: 人生にとって運とは何か 古田 徹也 https://www.amazon.co.jp/dp/4480072136/
倫理学は人の意志と関係なく幸不幸が決まってしまう「運」の議論を避けてきた歴史がある。しかし、人生の本質は偶然によってもたらされた幸運や不運の引き受け方にあり、偶然を必然として運命化するプロセスにこそ真髄がある。一見して不道徳な生き方がむしろ人間らしくみえるのは、手にすることができないものを追って日々愚行を重ねる生のリアリティがあり、はかないものはかりしれないものがあってこそ、人は絶望し、歓喜し、虚しさや意義を得る。
ディープラーニングと物理学 田中 章詞 https://www.amazon.co.jp/dp/4065162629/
深層学習がいかに物理的であるかを思い知らされる。AIには数学が重要と言うけれど、実際には物理学のツールの応用から発展してきているし、データから価値を生み出すプロセスはまさに実験物理学そのものだ。今後は、元物理学者のAI研究者こそが、新しいパラダイムを開いてくれると信じさせてくれる。
パンティオロジー 秋山 あい
https://www.amazon.co.jp/dp/479767380X/
「パンティの数だけ哲学がある」。33人の女性の99枚のパンティの写真と、それぞれに対する思い入れやエピソードが紹介されている。そこには文字通り目に見えない社会心理の深淵がある。
文字数オーバーしたなぜハチクロが笑
好きだけど
TRANSITは、個人的推し号はチベット特集です
TRANSIT(トランジット)18号 美しきチベットの未来 (講談社 Mook(J)) https://www.amazon.co.jp/dp/406389701X/ref=cm_sw_r_cp_api_i_SQwKEb2ZVYCHC