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「アビガン有効」中国論文取り下げ 国内研究は続行

日本経済新聞
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  • 歯科医師 医学博士

    この取り下げはおそらく、二重盲検ランダム化比較試験(D-B RCT)が行われていないという外部からの指摘により、編集者側が掲載を差し止めたということであると思います。通常の査読者であれば、D-B RCTが無いことを見逃すはずはないので、それでもこの論文を通したのにはそれなりの理由があるはずです。査読者の反論を聞きたいものです。
    ここで私見を述べさせていただくと、今、このような状況でD-B RCTを行うのは倫理的にいかがかと感じます。通常、抗ウイルス薬は発症直後のウイルス量が少ないときにのみ効果を出すものであり、感染細胞が増えてしまえば、その効果はほとんどないのが通例です。D-B RCTでもし偽薬に当たり、その患者が急激に悪化(本疾患の恐ろしさはそこにあります)したとしたら、そこでレスキューを出しても、もう手遅れなのです。にもかかわらずD-B RCTを求めるのは、鬼の所業としか思えません。本論文の著者も、これを指摘し「非人道的でありD-B RCTを採用できなかった」旨を考察で述べています。さらに背景因子が異なることを除外するため、ロジスティック回帰分析を行い、それでも薬剤の違いには有意差があった(P = 0.046)としています。
    この取り下げが前述の様に外部からの指摘にあるとすれば、そこにPoliticalな、あるいはCommercial な臭いを感じるのは私だけでしょうか・・・。

    なお、一時的に取り下げられたこの論文は、改訂の上、査読済み論文として再掲載されました。
    https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2095809920300631


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