[3日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は3日、ブルームバーグニュースとのインタビューで、新型コロナウイルスの持続的な感染拡大下において米国の雇用者数は悪化するが、その後改善するとの見方を示した。

米労働省が3日発表した3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から70万1000人減と、前月の27万5000人増(改定)からマイナスに転じ、市場予想の10万人減を大幅に超える落ち込みとなった。新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた外出制限措置などが経済活動の停滞につながり、米経済のリセッション(景気後退)入りを示唆した。

バーキン総裁は、米経済が新型コロナの影響から回復するまで、当面は低金利が続くだろうが、金利が恒久的にゼロ近辺にあるのは「健全ではない」とし、経済回復時には金利の「正常化」を望むとした。