[シアトル 2日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング<BA.N>のカルホーン最高経営責任者(CEO)は2日、早期退職優遇制度の導入を従業員向けメモで明らかにした。また、新型コロナウイルス流行による世界の航空業界への影響が長期化するとも警告した。

希望者には早期退職パッケージを提供するという。カルホーン氏は「できることは全てやっている」と強調。また「航空宇宙産業が危機から回復するには時間がかかるだろう」とも述べた。

ボーイング株価は寄り付き前の時間外取引で約3%上昇したが、中盤は2%安で推移した。

同社は世界で約15万人の従業員を抱えており、半数近くはシアトルのピュージェット・サウンド地域の工場周辺に集中している。