米原油先物再び一時20ドル割れ、原油在庫増が重し
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在庫キャパが数週間でオーバーフローすることは、先月中旬から既に指摘されていて、その頃から10ドル/バレルという声も多かった。
世界が需要減(今の所2割くらいと想定されている)のところ、サウジが増産、シェール企業も売る価格をヘッジしている所が多いので生産量はすぐに減らない。戦略備蓄ももともと9割埋まってたのでそれほど買い足せない。
シェール企業が多少破綻したところで、生産源にすぐにならないところが悩ましい。
既に米国内ではシェール生産者自らが生産抑制を求め呼びかけているところ(1970年代来の措置)。
https://www.wsj.com/articles/shale-producers-ask-texas-to-cut-oil-output-11585603328
本件どこかで記事投稿します。天然ガス等も含む日本の鉱物性燃料の輸入額は年間約20兆円、そのうち原粗油と石油製品が11兆円。原油価格が20ドルまで下がって安定したら、我が国の貿易収支はかなり大きく改善しそう。今回の新型コロナウィルス対策で、それでなくても大きな財政赤字を抱える政府が巨額の財政支出を迫られています。政府の赤字と借金を支えているのは貿易収支を含む我が国の経常収支の黒字です。
原油を始めとする天然資源を輸入に頼る我が国は、輸入と輸出の間で生み出された価値で成長せざるを得ない宿命を負っています。原油価格が下がれば国内での付加価値が生みやすい。暗い話が多い昨今、原油価格の暴落が引き金になって日本の銀行が貸し込むエネルギー産業が行き詰る、産油国の混乱が世界的な金融危機を引き起こす、ひいては戦争が、なんて心配は脇に置き、明るいニュースと捉えたい (^^;原油戦争に朗報です。
トランプ大統領は昨日プーチン大統領と本日サウジアラビア皇太子に話をしたことをCNBCに伝え、彼らが1000万バレルの石油生産削減を発表し、最大で1,500万になる可能性があると期待しています。
https://www.cnbc.com/world