昭和電工、コロナは「一過性」に賭ける1兆円
日本経済新聞
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(以下本文抜粋)
昭和電工は大型買収によって1.7倍程度になるとみられる負債資本倍率(DEレシオ)について、財務安定のために「『D(負債)』を下げ、『E(資本)』を向上させる」と説明してきた。株式の希薄化につながる増資などはしない方針のため、稼ぎ頭だった黒鉛電極が勢いを失えば、思うように「E」を積み増せない。
「D」の削減をめぐっては、「大規模な事業売却を断行する計画」(森川社長)としている。市場では「低採算事業からの撤退が不可欠」(SMBC日興証券の竹内忍氏)との指摘がある。前期の調整後営業利益率が2.5%にとどまった日立化成の鉛蓄電池などを含む事業が売却候補とみられている。