[ワシントン 31日 ロイター] - スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が31日公表した1月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は、前年比3.1%上昇した。12月の2.8%上昇から加速した。

予想は3.2%上昇だった。

ただ、新型コロナウイルスの影響で需要が停滞する中、住宅価格の上昇は鈍化する可能性がある。また、建設業者は住宅価格上昇につながっている在庫ギャップを埋めるため、建設を加速させている。

ジローのエコノミスト、マシュー・スピークマン氏は「1月から状況はかなり変化している。ただ今回のケース・シラー指数を受け、危機が過ぎれば住宅市場の成長の勢いが続くと期待する向きもあるだろう」と述べた。