[マドリード 30日 ロイター] - スペインで30日、新型コロナウイルス感染者数が累計8万5195人に達し、ウイルス発生源とされる中国本土(8万1470人)を超えた。感染者数としては米国、イタリアに次ぎ、世界で3番目に高い水準となる。

死者数も812人増え、7340人となった。

しかし保険当局によると、過去5日間の感染者増加ペースは平均12%と、それ以前の10日間の約20%から鈍化し、外出制限措置などが奏功している可能性を示唆した。

スペイン政府は先週、感染拡大防止に向け、全土実施している外出制限の強化を発表。必要不可欠な業種を除き、4月9日まで出勤を控えるよう国民に指示した。

また、葬儀業者が需要の高まりを利用しているとの報道を受け、葬儀価格に上限を設ける措置を講じた。