東海東京FH、第二地銀連合に意欲 九州などに提携を打診

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• 大原 啓一

  株式会社日本資産運用基盤グループ 代表取締役社長

  ・2020年03月28日

  昨年8月26日に火ぶたが切られた大手金商プラットフォームによる対面アドバイザーチャネルの囲い込み競争は、来月からの2020年度以降、新プレイヤーの参入も含め、一層激化していくと予想しています。
  地域銀行を狙うSBIHD、野村證券、東海東京FH、りそな銀行、地域銀行及びIFAを狙う楽天証券、保険代理店を狙うPWM日本証券という陣容が現時点で既に表に現れていますが、それ以外のプレイヤーも虎視眈々を準備を進めています。
  アドバイザーチャネル囲い込みの鍵となる投資一任スキーム構築支援を提供する弊社にも多くの金商プラットフォームから相談が持ち込まれますが、いずれも今後2年程度で地銀や大手保険・保険代理店チャネルの奪い合いは雌雄が決するというスケジュール感で戦略を練っているように感じています。
  一方、対面アドバイザーチャネルの側からは、「プラットフォームの選択肢がまだ少ない」「証券会社に偏っている」等の懸念も聞かれ、新年度は数だけでなく、業態種類としても、様々な金商プラットフォームの参戦が相次ぐことは間違いありません。