「ソニーエレクトロニクス株式会社」を設立--デジカメ、モバイル、オーディオ＆ビジュアルを新会社に
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ソニー経営陣の20年来の悲願がついに。
かつて出井社長の時代に、ソニー株式会社をエレキ・エンタメ・金融を指揮するソニーホールディングスと、エレキ専業子会社のソニーエレクトロニクスに分割しようとしたが、当時はソニー社員の猛反発にあって頓挫している。
いわく、結婚式の経歴紹介などで「ソニーにお勤め」と「ソニーエレクトロニクスにお勤め」では天と地ほどの違いがあるから、とか、そういう下らないけど、社員にとっては切実な理由だったとか。
いまの吉田社長は出井さん時代の社長室長だったはず。
吉田社長のことだから、出井イズムの功罪を公平に見極め、徐々に分社化の流れを醸成してきたんだろうか。
くわえて20年経ったことで、ソニーのなかのエレキのプレゼンス、あるいは世間でのソニーのブランドがかつてほどではなくなったとか、社員も社員でリストラ慣れして雇用さえ保たれれば社名は二の次になったとか、そういうことなんでしょうかね。
