米エネルギー需要が減少、新型コロナの影響で=EIA週間統計
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ガソリンや電力などエネルギー消費大国の米国での需要減少と在庫の積み上がり、またコロナによる先行きの不透明感によって原油価格の長期低空飛行は避けられない環境です。
日本経済への影響については、ガソリンやガス・電力価格の低下でエンドユーザーは恩恵を被る一方で油田などの資源へ投資したりトレードへの比重が大きい一部の大手商社、電力会社や資源開発関連企業多額の損失計上となると予想されます。
一方で、最近は再生可能エネルギーへのシフトも大きなトレンドとしてはそもそも存在したのでその流れが加速されたとの見方もあると思います。ロシアはこのままだと経済的には白旗を上げないといけなくなりそうですし、サウジはロシアよりは耐えられますが、実需が減少していては増産しても意味ないというか更に単価が下がるだけです。
元々、サウジとロシアが米国のシェールオイル企業イジメで始めた値下げ作戦ですが、新型コロナウイルス肺炎の影響で想定外に需要低下により思わぬ方向に向かってしまった感じです。