アスリートのセカンドキャリアをビジネスへ 経験生かすファンド設立
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アスリート特にトップアスリートのキャリアトランジションにおいては様々な概念モデルをもとにそれぞれの側面(競技的、心理的、心理社会的、財政的、就業的、就学的側面)に合わせたセカンドキャリア政策が必要です。この取り組みもその一つとして重要です。
そもそも、20年前はアスリートが起業すると非常に叩かれた経緯もあります。その意味では「起業しても良い」と少なくとも思える事は大変意義深いことです。起業した立場としてのコメントです。
ちなみに、アスレティックアイデンティティゆえの「起業においてのdon’t do」なら沢山伝えられるので。。。諸外国でのキャリアプログラムを行うときは失敗経験をお話することが多いです。。。起業支援大事と思います。一線で活躍したアスリートは「スポーツの専門家」であることがコアコンピタンスではなく、「目標に向かってチャレンジ、失敗、困難と向き合い、乗り越えた人」です。
これは現役を引退したあと、何をやったとしても発揮できる財産です。あらゆるビジネスの世界で求められてる素養です。
ヨーロッパを見ても、オリンピアンが引退後の充実したセカンドキャリアを生きていて、つくづくそのことを感じます。アスリートとの距離が近いという文化的な側面もあるのかもしれません。
日本ではアスリートとの間に断絶みたいなものもあったりでしたが、このような潮流が出てくるとこは素晴らしいと思います。アスリートのセカンドキャリアを日本スポーツ振興センター(JSC)が基金を立ち上げたことは新たな一歩ですね。アスリートは特殊技能を会得している自覚と組織論、メンタル、リーダーシップ論等をビジネス界に転用出来る様に構造化・言語化する能力を身につければスポーツ界の資産を他の業界に影響力を与えられると考えます。是非スポーツの知見を産業界に生かせる仕組みになればと念願致します。