【新着動画】冨山和彦「なぜ今、CXの時代なのか?」

2020/3/20
NewsPicksアカデミアでは、第一線の実践者によるMOOC(オンライン講義)、書籍、イベント、記事などを通じて、最先端の実学を提供しています。
今回は株式会社経営共創基盤 冨山和彦氏の講演動画「なぜ今、CXの時代なのか?」をアカデミアアプリで配信します。
先日のインタビュー記事で4000Picks超の大反響を呼んだ、冨山氏が提唱する「CX(=コーポレートトランスフォーメーション)」とは何か。こちらでは、講演の見所をご紹介します。

日本企業が負け続けた理由

「デジタル化」と「グローバル化」の進展により、この30年でビジネスを取り巻く環境は大きく変化しました。日本でもこの変化にキャッチアップすべく「DX(=デジタルトランスフォーメーション)」が声高に叫ばれています。
しかし、冨山氏は講演の冒頭に「多くの企業のDXは"ごっこ"だ」と指摘。「DXを実現するために『両利きの経営』と『アーキテクチャー経営』を掛け合わせたCXが必要だ」と訴えます。
日本企業が負け続けた30年。冨山氏は世界の時価総額ランキングなどを用いて、その変遷を紹介します。さらにApple・Googleと日本の携帯電話メーカーの戦いを例に挙げ、産業構造の抜本的な変化の前に破れ去った、日本企業の「負けパターン」を解説します。

「リアルCX」の仕掛け方

この負けパターンから抜け出すために何をすべきか。冨山氏は「既存事業を深化させる"タテ軸"の視点だけでなく、事業を機能レベルで分けて捉える"ヨコ軸"も兼ね備えた『両利きの経営』が求められている」と述べます。
しかし、日本企業がこれを実現するのは容易ではありません。AI技術者などのプロフェッショナル人材を招き、国やジェンダーの壁を超えて組織の多様性を確保する。そして10年先を見据えて、事業ポートフォリオを見直す。
これらを早急に実施すべきと断言する冨山氏は「組織を改革する”リアルCX”を行うには、次世代リーダーの育成を含め5つのステップがある」と語ります。
日本企業を真の変革に導くCXの正体とはーー。講演の後半ではその全貌が明かされます。
アカデミア会員の皆様は、こちらで動画の全編をご覧いただけます。

動画を通じて、アカデミアの「知」に触れていただければ幸いです。来週以降の配信もお楽しみに。