[17日 ロイター] - 米製薬のリジェネロン・ファーマシューティカルズ<REGN.O>は17日、新型コロナウイルスのウイルス抗体を多数特定したとした上で、初夏までに臨床試験を開始する方針を明らかにした。

特定した抗体から2種類の有力な抗体を選定し、これを混合したカクテル抗体を4月中旬までに生産。夏の終わりまでに月20万程度の生産を目指す。

同社の広報担当者はカクテル抗体が開発中のワクチンと併用可能かどうかについても治験を行う方向で検討しているとした。

株価は約12%急騰。

新型コロナを巡っては複数の製薬会社がワクチンなどの開発に取り組んでおり、このうちモデルナ<MRNA.O>は16日、治験でのワクチン投与を開始した。