アングル:新型コロナで膨らむ支払い細る運用、保険業界に試練
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多分この記事読んでも保険会社名にピンと来ない方いるかと思うんですが、そもそも取引信用保険や事業中断保険というのを日本の損保は積極的に売っていないので、今回のコロナ騒動でもあまり影響を受けないんじゃないかと見ています。建物や車が毀損した東日本大震災とは状況が全く違います。
また、人の生死に保険をかけるのがベースの生保にとっても、実は保険金の支払い自体が爆発的に増えるかというと、そんなことはありません。新規保険契約数については外貨建保険の販売停止をする生保があるなど、確かに見込みより低くなることは想定されますが、膨大な保有契約があるので、保険料収入自体は大きく落ち込みません。
では何が痛いかというと、アセットオーナーとしての保険会社、特に生保の運用面ですね。ここはどの生保がどれだけ痛んでいるのか、3月決算で明るみに出ることになろうかと。ソフトバンクのようにめちゃくちゃリスク取っている生保は流石に無いですが、会社によっては減損もするでしょうね。ここを見るのは恐ろしい。逆ザヤなんていう言葉がまた出て来たりするのでしょうか。。Covid19でモロに影響を受けるのはTrade CreditとBusiness interruptionでしょうかね、わかりやすいところだと。中国で幾つかの保険会社がTCから手を引くというのは興味深いですね。
Event Cancellationですが、先般延期が決まったサッカーのEuroはもちろん、東京オリンピックも裏で再保険が手配されてますし、関係者は戦々恐々としている事でしょう。