「官僚組織は“想定外の想定”ができない」公衆衛生の第一人者が指摘する、CDCなき日本の課題 - AbemaTIMES
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「想定外の想定」をするのは、このご時世、どんな組織も課題ですね。
その中でも、確かに官僚組織は特に苦手だと思います。
私は、今回の日本での感染拡大は、
日本の政権の意思決定レベルの人に、
感染症のリスクを正しく理解し、政策優先順位を
つけられる人がいなかったことが、全ての原因だと思っています。
※ 自分がその立場なら正しい判断ができたかと
いわれると自信がありません。
やや評論家的である点、ご容赦ください。
今回、実際のところ、いつ頃から、
首相官邸はこと重大さに気づいたのでしょうか?
出張を通じてシンガポール・インド・日本の対応状況を
過去3カ月肌身で感じてきた身としては
日本政府は、海外で起きている状況への理解や感度が、
圧倒的に足りなかった気がします。
政権中枢が感染症のリスクを正しく認識して、
1月くらいから在外公館に各国の制度や対応を調べさせ、
それを踏まえて、対応策を検討していれば、
もっと違った結果が出たと思います。
日本の政権中枢が、早くから
感染症対策を重視する方向性が示されてさえいれば、
日本の官僚組織は優秀ですので、海外の動向を踏まえ
いろんなオプションを政権中枢に、
早くから示せたのでしょう。
例えば、シンガポール政府は、DORSCONという
感染症警報システムを持っています。
シンガポール政府は、これを通じて企業や国民に対して、
Forward Guidance的に方針を示しています。
とても、参考になると思います。
https://www.straitstimes.com/singapore/coronavirus-singapore-has-no-plans-to-go-to-dorscon-red-says-health-minister-gan
また、更に言えば、日本は国家としてのリーダーシップを
どのように発現・担保させていくべきか、という問題だと思います。
安倍首相個人のリーダーシップがどうかという点に
問題を矮小化してはダメだと思います
良いか悪いか、好きか嫌いかは別にして、
過去8年間にわたり安倍政権は最もリーダーシップを
発揮しうる立場にいて、様々なことをやってきました。まったく違和感のない見解。
> 日本の役所、官僚組織は“想定内”の調整においては世界最高級だと思うが、コンティンジェンシー(contingency)、つまり“想定外”を想定してシナリオを立て、状況が変わればすぐにスイッチするということは難しい。
> それができる組織は、端的に言えば軍隊的な、自己完結した組織しかない。部隊がすぐに現地に行って調査して帰ってくるなど、ロジスティクスがある。そして政府が言ったことを後追いするのではなく、自分たちで判断し、それを政府に提言できるような独立したガバナンスがあること。CDCがやっていることもそうだ。