[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックス<GS.N>のスティーブン・シャー最高財務責任者(CFO)は10日、買収に対して「非常にオープン」と述べた。特に既存事業の成長を加速させる買収に関心を示した。

新型コロナウイルスの感染を考慮し、電話会議とウェブキャストで開催された会議で述べた。

ゴールドマンを巡っては、ライバルのモルガン・スタンレー<MS.N>が先月オンライン証券のイー・トレード買収を発表して以来、合併や買収をめぐり憶測が広がっている。

ゴールドマンのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、オンライン消費者金融サービス「マーカス」、クレジットカード事業、資金管理プラットフォームの成長加速を目標としている。ただ業界関係者の間では、買収なしでの目標達成を疑問視する見方がある。

シャー氏は、現在「目先に大型の取引」をすることは考えていないと発言。「既存の事業の成長加速という点では、買収に意欲的になるだろう」と述べた。