乱高下の米株式相場 市場関係者に聞く
日本経済新聞
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トランプ米大統領をはじめとして世界の主要国が経済浮揚のために経済刺激策投入を発表したのを受けて株式相場は反発した。経済対策に加え、イタリアによる国の閉鎖といった措置もコロナ感染拡大を抑える意味で実用的な対策といえる。また、中国の習近平国家主席が武漢市を封鎖措置の後に初めて現地入りしたことは中国でのコロナ感染拡大が峠を越したというサインだ。
反発のきっかけを探っていた世界の株式相場はこうしたニュースを背景に回復し、年末までには相場は全体として上昇して終わるとみている。現時点で私を含めた投資家は、株式市場のボラティリティー(価格変動)の波を利用して資産運用ポートフォリオの見直しをしながら、少しずつ新規資金を株式相場に投資するときだ。急激に下落した相場は割安株を探して資産を拡大させる好機である。