医療MaaS 「医師の乗らない移動診療車」が挑む地域医療問題 | 長野県伊那市実証事業 現地取材
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地域包括ケアシステムで、専門的な医療福祉介護がつながっていきそうな具体的なイメージが抱ける取組。
そこにMaaSを用いることで地域経済なども絡み、インフォーマルサービスも有機的に結びつくかもしれません。他自治体でも参考になるものに発展する可能性があり、期待される実証事業。
遠隔診療がコロナ騒動で注目されていますが、個人的にはここで活躍するのは「医師の乗らない移動診療車」に乗っている“看護師“の存在。
日本看護協会が描いているように、今後日本でもナース・プラクティショナー(米国等で医師の指示を受けずに一定レベルの診断や治療などを行うことができる看護師)の創設が期待されます。
医療財政や、医師の偏在、看護師の多様なキャリア、地方創生、地域包括ケアシステムなどの文脈で可能性を感じます。MaaSとは、Mobile as a Serviceの略で、自動車や電動モビリティーなどを中心に所有するものとは違う形でサービス化し、利便性を提供するビジネス形態のこと。MaaSは、交通の課題解決の一つのサービスだと思っていましたが、地域独自の魅力や価値・また課題を解決すると初めて知りました。
「医療サービスを必要な人々の元へ届ける」という考えのもと設計された、「医師の乗らない移動診療車」は、移動の効率化による医療コストの削減、医師不足の解消だけでなく、患者にとって安心なライフラインを提供することができます。
MaaSのハードインフラなイメージが、より社会を効率化し、人の生活を豊かにするものだと印象が変わりました。看護師は現地で対応し、医者は遠隔で対応するというのは高齢化社会に対する最適解かもしれないですね。
理想は高齢者がオンライン診療用デバイスを使えるように教育するとか、デバイス側のハードルを下げる(音声入力だけで使える)ような取り組みが望ましいと感じますが、コロナが流行し待ったなしの現状では最適ですね。