私がMBAへの留学をやめてまで「デザインスクール」を選んだワケ
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デザイン思考という言葉はよく聞くようになりましたし、感性の重要性を否定する方も少ないと思います。
しかしダイバーシティと一緒で、否定はしないけど行動は変わらないという仕事の仕方は、まだまだ多いのではないでしょうか?私自身、新規事業をやる中で、感覚でモノを言うなきちんと理屈を説明しろと何度も言われました。しかし、新しいことに前例はなく、例えばはないのです。
一方、アイデアだけでは事業になりません。行動が伴ってこそですが、情熱やチームワークもないと行動が続かず結果も生まれません。アイデアと思いつきも異なります。事業をすすめるには数字の裏付けも必要になりますが、順番が異なります。
また、感性とアイデアの背後には、繰り返し考え抜いた思考と思いがあることが多く、それは同時に数字ではないアセットではないでしょうか。
成長の指標も変わってきている時代だと思います。企業の成長に収益は必須ですが、対前年や規模拡大だけでなく、社員の幸福度や環境との共生も成長の指標につながるのではないでしょうか。それが結果として収益に結びつく、SDGsもそこにあると思います。
デザイン、という言葉がまだ狭い領域で使われているのかもしれませんが言葉は難しいです。むしろ見えない未来や社会課題の解決策をどう構築するか、そこに誰もが持っている感覚や感性がとても重要であり、デザイン思考はその思考訓練のためのツールかもしれません。ビジネスサイドの人はデザインの知見を取り入れることにより、デザインサイドの人は逆にビジネスの知見を取り入れることにより、自分の中に「ビジネスとデザインの最適ミックス」をつくり出す。
デザインでは数字やデータを鵜呑みにせず、そこに隠れている事実を読み取ることが重要となる。
ビジネスだけではなくデザインの思考を大事にすることでだれでも思いつくようなことではない事項が身につくのだと思う。現代のビジネス環境にフィットした内容になっていますね。MBAかデザインスクールかという問題ではなく、デザインシンキングの方がより解決できるようになってきた、ということでしょう。自明の解がほぼなくなってきたからです。
ロジカルシンキングからデザインシンキング、PDCAからOODAというように時代の要請がシフトしているのです。
両方学ぶのもよし、チームに多様性を持たせ双方の人材を混ぜるのもよし、新しい取り組みが企業を救うと思います。