ESG投資への熱気を理解するための「3つの命題」
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注目のコメント
ESGについては各業界が自主的にルールを作っていて、金融業界については責任銀行原則などがあります。最終的にはバーゼル規制の様に政府が連携して格付け制度に反映させていく事になると思っています。それにより各企業は投資家から投資を誘致したり金融機関から融資を受けたりする際に財務内容に気を配る様にESGを位置付ける様になると思います。
そもそも各企業の事業の中核的な取組みそのものがESGにポジティブなインパクトを与えていること、またそれが一定の合意形成された尺度に基づいてインパクト評価されることが、今後の課題として求められると思う。
これが一つのファクターとして確立されるには相応の期間を要するし、現時点からそれまでの間は従来にあるテーマ投資の一つとして、流行りものに過ぎないとの批判は後を絶たないのではないだろうか。
しかしながら、それでも歩みを止めるわけにはいかないと考える。以下でESG投資も含めた社会的インパクト投資の歴史を紹介しているが、歴史的に大きな転換点の一つとしてリーマンショックを取り上げざるを得ないし、これの教訓を踏まえれば、それを進歩と呼ぶかどうかはともかくとして、資本主義が漸進的であっても変化を要していることは是とせざるを得ないだろう。
https://note.com/crowdcredit_jp/n/n2040d33a6c82ESGやSDGsは、それ自体、絶対的に正しい。
それをきちんとやる企業に投資するということも間違いない。
ただ、投資される方もする方も大企業の話
大きなお金を運用する投資サイドは投資効率を考えれば時価総額の大きな企業にしか投資できない。
社会的には小さな企業にとっても意味のあることなんだけど、投資を呼び込むという意味では、大企業ほどは意味がない。
環境に配慮したり、社会的な責任を果たすことや、きちんとしたガバナンスを構築することが、本当に収益に直結することが示されないと理論的かつ体系的に説明できるように実行することは難しい。
感覚的にはやってるところは多いけどね。