金融危機はやって来る。だから過去の金融危機から学んでおこう
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上の図(日経平均株価)を見ていただくと、ITバブル崩壊(2000年)、リーマンショック(2008年)時に株価が下落しているのが分かると思います。
以前のブログでは、アメリカの実体経済(GDP)と株価指数(S&P500)、そして通貨供給量の関連性を記した図で説明しましたが、バブル崩壊時には、株価は実体経済に向かって下落していることを説明しました。
上の図では、日経平均株価の推移しか反映されていないですが、ITバブル崩壊(2000年)やリーマンショック(2008年)時には、株価は8,000円まで下落しているのがわかります。
日本のGDP(実体経済)はこの30年間ほとんど伸びていないので、現在の実体経済は株価8,000円程度だとすると、この先やってくる金融危機では、少なくとも8,000円程度までは下落すると考えておいた方が良いでしょう。
そして、「歴史から学べ」ではないですが、リーマンショック(2008年)においても、株価は一気に半分近くに下落したわけではありません。
一般的には、リーマンブラザースの破綻(2018年9月)以降の急落を暴落として捉えられていますが、リーマンショック以前には、既に30%以上暴落していました。
しかも上の図で確認していただくと、18,000円台から13,000台まで、株価は上げ下げしながら、徐々に下落しているのが見て取れるかと思います。
現在がどの段階にいるのかはわかりませんが、今一度、今の株価は、実体経済とは乖離しており(金融バブル状態)、日銀が低金利政策や金融緩和で通貨供給量を増やしているから、そして企業が自社株買いを行っているからの高値であるということ、そして、これから徐々に、新型コロナウィルスが経済に悪影響を及ぼしていくということも、ご自身の考えの中に、考え方のひとつとして残していただければ幸いです。
このブログでいつも述べていることですが、「備えましょう」