[東京 6日 ロイター] - 正午のドルは前日NY市場終盤の水準から円高の105円後半。各国での大幅株安の流れはアジア市場でも継続、ドルが弱含む一方で円が買われる展開も続き、ドルは一時105.83円まで下落。昨年9月4日以来半年ぶり安値を更新した。

市場はリスクオフムード一色。米10年金利はアジア市場の時間外取引で0.82%台まで下げ幅を拡大、金は2月後半につけた7年ぶり高値に接近してきた。円は全面高で豪ドルは70円台を割り込んだ。

市場では、きょう発表の米雇用統計に関心を寄せる声も出ているが「焦点は米国内でも広がってきた新型コロナウイルスの感染拡大現状。それ以前のデータは参考程度にしかならない」 (トレーダー)との指摘もあった。