ウォーレン氏が撤退 バイデン、サンダース氏一騎打ちに 米民主予備選
コメント
注目のコメント
この方、本当は初の女性大統領としてヒーローになれた可能性もあったのですが、マーケティングの失敗。実はビル・クリントンと同じで、子供のときに苦労し実力でのしあがった人。４人兄弟の一番下で、お父さんが病気になって、お母さんがSearsで最低賃金の仕事をし、クルマも差し押さえられて、本人も１３歳からレストランで働いたという話が討論会でありました。ハーバードの教授でしたが、本人はアイビーリーグ卒ではなく、教員の仕事も大学を転々として最後ハーバードですから、正直、相当頑張った方です。しかも、政治家になったのは２０１３年、キャリア政治家でもないです。その時のマサチューセッツの上院選挙で共和党の現職議員を破って、州で初めての女性上院議員になったので、その時点では完全ヒーローです。
問題は、前回の２０１６年の大統領選でヒラリーに気を使ってか、出馬しなかった事です。その時のほうが勢いがありましたし期待も高かった。ヒラリーと戦っていれば、もっと名前も売れていたと思います。ロッキー・バルボアのように、アンダードッグ感をもっと出せばよかったです。実際、そういう生い立ちなので、やり方次第で十分いけたと思います（ビル・クリントはそれで成功した）。でも、彼女も、政治家になる前にオバマ政権で要職についたり、上院選挙でも助けてもらったので、民主党本部に噛み付くことはできなかったのでしょうね。残念。
ここからですが、ワォーレンは散々学生ローンや医療保険の問題をIssueにしてきたわけなので、もしこれでサンダースを推薦しなかったら、もう政策も何もないという話、どうぜトランプ大統領を倒すためとか、そういう適当な理屈になると思います。そういうところが、民主党の結束強い。結局、何だかんだとバイデンですので。ケネディー、クリントン、オバマと民主党から大統領になる方々の印象は40代という若さが1つの売りでしたが、今回はバイデン77歳、サンダース78歳と70代のお爺さまの候補者だけが残りました。トランプ大統領当選時、70代の大統領誕生ということで一気に老けた感がありましたが、今や『今回の大統領選挙では俺が1番若い』とツイートしそうなくらいの大統領選挙になりそうです（トランプ大統領は73歳）。
