[香港 4日 ロイター] - 香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は4日、政策金利の基準金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ1.5%とした。米連邦準備理事会(FRB)の緊急利下げを受けた措置。

FRBは3日、新型コロナウイルスの感染拡大の米経済への影響を鑑み、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を50ベーシスポイント(bp)引き下げ、1.00─1.25%にすると発表した。[nL4N2AW3Z7]

香港ドル<HKD=D3>が米ドルペッグ(連動)制であるため、香港の金融政策は米金融政策に追随するのが一般的。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、各国の政策当局者は経済への打撃を食い止めようと対策を強化している。

HKMAは声明で、「新型ウイルスを巡る状況にはまだ多くの不確実性が残り、金融市場のボラティリティーは極めて大きいままだろう」と指摘。「投資家は自らのリスクを適切に管理する必要がある」とした。