ブティジェッジ氏がバイデン氏支持 撤退のクロブシャー氏も―米民主指名争い
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いよいよスーパー・チュースデー。ウォーレン氏の動向については、ハッシュタグ #ChooseWarren が62500ツイート、#WarrenEndorseBernie が57400ツイートとトレンディングしています。
ピートはワシントンDCで親しくしていた30〜40代の民主党系シンクタンク研究者仲間からは人気で、友人も何人か外交・安保政策アドバイザーを非公式に担当していたため、個人的に撤退は少し寂しいものがありますが、これで中道派の結束力が高まったこともあり、今後の予備選の行方がとても気になります。しかし、不在者投票・海外在住者の投票はサウスキャロライナの予備選前に終わっているため、ブティジェッジ 氏とクロブシャー氏のバイデン氏のエンドースメントが本日の予備選にどの程度影響を与えるか不明です。あとは、ブルームバーグがどの程度中道派を取り込むかが鍵になるでしょう。重要なのは、サウスカロライナ州でバイデンが勝利できたことで、民主党内で「サンダース外し」が始まったことです。
穏健派バイデンが指名候補になれば、11月に同時に改選される上下院議員で激戦区にいる議員が勝てる可能性がある。というのは、民主党議員でも銃規制に柔軟な態度を示すなどして、当選している人がいるからです。
でも、all or nothingの急進派サンダースが指名候補では、彼らが勝てなくて、上下院の過半数を民主党が取れないかもしれない。これを恐れた民主党上層部が、穏健派候補をバイデンに統一する動きに出たのでしょう。ブティジェッジ、クローバショーとも支持を表明したことでバイデンはモメンタムを得た状況だが、民主党がバイデンに熱狂する状況にはない。トータルで見ればバーニーへの熱量の方が高く、バイデンが最後に指名されれば、2016年以上に民主党内部の分裂が響く気がする。ブルンバーグが降りていないのもバイデンにはマイナス要素。
