百貨店業界の売上2~4割減、新型コロナだけじゃない「三重苦」の難局
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消費増税、暖冬、そして今回の新型コロナウィルスによるインバウンド客の激減。軒並み百貨店売上は以下の通り昨年度対比二桁ダウン。
そして、百貨店売上は株価と連動すると言われる為、世界的な株価下落が更に追い討ちをかける。
●三越伊勢丹ホールディングス
伊勢丹新宿本店 89.6%
三越日本橋本店 84.1%
三越銀座店 63.8%
●高島屋
大阪店 74.4%
京都店 84.4%
●J.フロント リテイリング
大丸心斎橋店 54.5%
大丸梅田店 77.7%
●エイチ・ツー・オー リテイリング
阪急うめだ本店 81.9%
阪神梅田本店 80.1%
●松屋
銀座店 67.6%私はよくリアル店舗がメインの小売業の人は与えられた立地、売場に酔いすぎだと言ってきましたが、今まさに「お客様は黙っていても来る」という甘えた考え方では生き残れなくなってきた。
コロナと同じような事はまた何時起こるかわからない。
海外の人たちにとって魅力的な日本にしなければ、日本の経済は立ち行かない。お客様がお店に来れなくなった時のデジタルタッチポイントの整備も不可欠だ。
この教訓を生かして立ち上がる小売業が出てくることを期待したいと思います。こういった記事に名前すらあがらないローカル百貨店勤務ですが、インバウンドに関しては頼りきりではいつか痛い目見る予感は誰もが持ってましたね。
ちなみに暖冬云々のお天気責任なすりつけは、いつものこと。仮に暖冬でなくても、あーだこーだとお天気のせいにするのはもはや様式美。