[パリ 2日 ロイター] - IHSマークイットが発表した2月のフランス製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.8で、1月の51.1から低下した。速報値(49.7)からは小幅に上方改定された。

昨年7月以来初めて好不況の分かれ目とされる50を下回った。

IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は、新型コロナウイルスによる逆風のほか、自動車産業の減速、ボーイング<BA.N>「737MAX」の運航停止に関連した問題に圧迫されたと指摘した。

航空機製造のサフラン<SAF.PA>は先月、737MAXの運航停止による2020年の売上高への影響を警告した。

カー氏はまた「コロナウイルスの製造業への影響は2月になって広がりつつあり、新規受注減少の理由との見方もある。ただ、これだけが原因ではなく、引き続き自動車業界の低迷も指摘されている。737MAXの生産停止を理由とする見方もあった」と述べた。