[パリ 2日 ロイター] - フランスのルメール経済・財務相は2日、主要7カ国(G7)財務相が今週中に電話協議を行う、と述べた。新型コロナウイルス感染拡大が経済に与える影響を最小限に抑えるため、協調して行動する姿勢を示すという。

同相はテレビで「昨日、G7議長国のムニューシン米財務長官と話し、協調して行動するよう、週内にG7財務相と電話会談を行うこととなった」と述べた。

欧州連合(EU)財務相とも緊密に連絡を取りあっているほか、 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁とも協議することを明らかにした。

同相は、新型ウイルス感染が中国国内にとどまっていた場合、2020年のフランス経済成長率に与える影響は0.1%ポイントとみられていた、と指摘。ただ、感染が世界中に拡大してきていることから、観光業を始めフランスが被る影響はより甚大なものになる、との見方を示した。

3月1日現在、フランス国内で確認された感染者数は130人に上っている。

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