クリスティーズジャパン社長・山口桂に聞くアートマーケットの現状と課題
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クリスティーズのジャパンの代表の山口桂さんのインタビューが美術手帖に。先月もサントリーホールでご挨拶をしたところで、山口さん、ポゴレリッチのコンサートでほぼ毎回お会いするのです。
先月発売になった山口さんの著書『美意識の値段』は面白かった。帯に"アートは仕事の役に立つ教養ではない。本物の教養である"と書いてあるんだけど、個人的にも強く共感。
https://www.amazon.co.jp/dp/B084RN9JP4/
教養が仕事に役に立つとすれば、それはもちろんアートも役に立つということにはなりつつも、そもそもアートがどういう教養なのか、そしてその教養になぜ値段がついていくのかというとこについてよく書かれていたな、と。
山口桂→Katsura Yamaguchi→桂屋孫一というペンネームで書かれているブログも興味深くて昔から愛読してる。
https://art-alien.hatenablog.com/
このブログで山口さんが書いてるフィンランドの映画『ラスト・ディール』も今週末に公開になり、これもちょうど観てきたけどなかなか地味内容ながらも面白かったんだよな。美術好きの方はぜひ。
https://www.asahi.com/and_M/20200228/9915737/山口さんという方、最近、書籍出されていたり非常にアートマーケットの情報発信に積極的で関心をあげていこうという姿勢が伺えます。
まだまだ。「美術の経済」は馴染みがなかなかないように見えていますが、実は21世紀に入り、アートを通じた旅市場が確立されつつあります。本文の意図するアートマーケットとは、少し異なりますがアートマーケットであることには間違いありません。
直島(ベネッセハウス)をはじめとした瀬戸芸、大地の芸術祭、金沢市の21世紀美術館。。トリエンナーレという言葉も浸透し、安藤忠雄/坂茂のような世界的に著名な建築家が観光地ではないエリアでホテルをたてるようになりました。
訪日外国人からも、アートを目的とした訪日旅行も増えています。アートが美術館の枠を超えて旅の目的の一つとなったことで、身近になり大衆に広がったことは間違いないでしょう。