「金型の図面が中国にしかない」、新型コロナで機能不全化した製造業
日本経済新聞
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精度は落ちるが、リバースエンジニアリングという手もある。
かつて、アルミのV6エンジンを、技術提供もしていない中国の会社に造られたことがある。実機を分解して造ったらしい。堂々と市販され、カタログには、私の会社の技術に基づくと書いてあった(この限りでは正しい記載)。
特に、補修部品のイミテーション部品は、正規の図面に基づかない、リバースエンジニアリングであることが多い。
正規の図面でないから、当然、公差や材料などの指示を知らないからいい加減。しかし、それなりの出来上がりの部品もあり、驚かされる。部品図があるなら、日本国内で金型図面をおこして、金型を作ればいい。(金型製作に必要な情報が盛り込まれていない構想設計的な部品図面しかないなら、型図もおこせないけど)
それじゃ利益が出ないと言うなら、赤字覚悟でやるか、中国が正常稼働するまで待つか、やめるか、を決めるだけでしょう。
国内の外注先が倒産、社長も預けた金型も行方知れず、なんてよくある事です。経験が有れば対策もしやすいけど、なければ考えて行動するだけ。
この程度で機能不全になるのは、ものづくりに真剣に取り組んでこなかった、ということでは。